借金の一本化

多重債務となっている原因の一つには、利息負担が多くてなかなか元金が減らないというケースがあります。利息がもう少し少なければ、元金も減っていく、毎月の返済額も少なくでき、生活も多少楽になるという方もいます。

実際、カードローンやクレジットカードの分割払い、キャッシング枠の利用をおこなうと、金利は少なくとも14.8%、多くて18.0%、さらに返済が遅れてしまうと遅延損害金もかかってしまうのです。

こういった利息を軽減する方法、毎月の返済額を少なくする方法としては借金の一本化があります。借金の一本化をしても、残債が少なくなるわけではありません。

場合によっては保証料やその他の書類を準備するために費用がかかってしまう事もあります。ですが、残債は変わらなくても、金利が少なくなる事もあるのです。例えば消費者金融で30万円の借金を5件、カードローンで30万円を3件借金していたとします。


合計で残債は240万円となりますが、これを銀行等で借り換えすれば、金利を少なくできるのです。仮にそれが消費者金融であろうと、これまで18.0%で支払っていたものがもっと少なくなります。

そして一本化することで各社1万円ずつ支払って8万円支払っていた所が3〜5万円の返済で済むようになるのです。ただ、借金の一本化のデメリットとしては、金融機関によっては審査がクリアできない場合もあるのです。

多重債務となると審査が厳しいため、そうなる可能性が高いのです。ですので、かなりの多重債務となった方は利用できない事が多いです。

親族・知人から借りる

多重債務の状況によっては、金利が高くて利息ばかりを支払い、なかなか元金が減らない、それどころか残債が増えてしまうという場合もあります。逆に利息がなければどんどん元金が減って楽になると思う方もいるでしょう。

そういった方の多重債務の解決策としては、親族や知人から借りるという方法があります。親族や知人からも借りるメリットは、金利が一切かからないという点でしょう。

もちろん、利息を支払う契約をする場合もあるかもしれませんが、基本的には無利息となるでしょう。極端な話、親族や知人から借りて金融機関の借金を完済してしまえば、あとは親族や知人への借金だけになります。

そのため、これまでは金融機関に返済していた分を親族や知人に毎月返済していくことにすれば、どんどん残債が少なくなっていきます。
もしくは、返済していた元金分だけでも返済するようにしていけば、生活が楽になるでしょう。

ただデメリットとしては、貸してくれる親族や知人がいればの話です。多重債務となっている方の借金の額は数百万円となるので、それをポンと出してくれる親族や知人もそういないものです。

仮に、当面の数万円だけ借りるということはできるかもしれませんが、結局多重債務となっている方には焼け石に水かもしれません。
それどころか、親族や知人にも返済できなくなってしまう可能性もあります。

金融機関からの借り入れが遅れるのもダメですが、仮に遅れても人間関係のトラブルに発展する事はありません。ですが親族や知人の場合、たとえ親しい中でもトラブルになりかねないのです。

債務整理

多重債務の解決策としては、債務整理があります。債務整理とは最近テレビCMなどでも法律事務所のCMで言われているので聞いた事はあるでしょう。

債務整理のメリットは、債務の全額免除、一部免除、もしくは利息を軽減、見直しができ、それによりこれまでのように苦しい生活から逃れられるという点でしょう。

中には、債務整理はしたくないと思っている方もいます。確かに債務整理をやらずに解決できるのであればそのほうがいいでしょうが、多重債務はなかなか元金が減らない状態なので解決までにかなりの時間がかかってしまうのです。

また、債務整理はなにも自己破産だけではありません。自己破産の場合は財産を全て失ってしまうものですが、それ以外には任意整理や個人再生などといった財産を残したままできる方法もあるのです。当然他人に知られずにできる場合もあります。

債務整理をすることで、これまでのように返済に追われる毎日から解放されるのです。本当の意味での解決の糸口となります。
ただ債務整理にもデメリットがあります。

前述のように自己破産の場合には家や車など財産全て没収される(最低限の物は残る)こともあります。また、一定期間一部の職業に就けなくなる事もあります。

任意整理や個人再生の場合はそこまでではないのですが、信用情報機関に事故情報として載ってしまうため、クレジットカードを新たに作ったり借金をするのが一時的にできなかったりします。そして債務整理をするのにもお金がかかってしまうのもデメリットでしょう。

デメリットもありますが、多重債務を解決するにはこの方法がベストかもしれません。